釘宮市長は、本年が任期の折り返しの年となったので、選挙の時に掲げたマニフェストの進捗状況について検証し、その結果を中間報告された。
2年前の市長選のマニフェストはほとんど人が見落とすか、あるいはすでに忘却の彼方にあったと思われるが、マニフェスト番号26には、「可燃ごみ」「不燃ごみ」については指定のゴミ袋による有料化を実施します。としっかり書いてありました。
不明を恥じるより仕方がない。マニフェストを掲げ有権者の信任を得た市長は当選後、まじめに着実に手順を踏みながら市民とも対話を欠かさず、家庭ごみ有料化の実施に向けて行政手続きを進めてこられた。
6月議会では実施計画案について、すでに説明がなされたが、執行部と議員、理論武装の差が歴然としたようだ。
政党によっては街頭に「ごみの有料化」は税金の二重取りだ!との立て看板もあるが、風雨に晒されて色あせてきた。
これからパブリックコメントによる市民の意見を聞きつつ、次の議会にはよほどのことがない限り条例改正案が出され、いよいよ実施へと進むだろう。
とすれば円滑な実施のため、多様な機会を捉えて周知徹底を願う。(立井 大楠)