2月12日(水)中春日町公民館で西春日町ふれあいサロンふたば(代表=中原義光さん)は大分市保健所中央保健センターの竹中さん(保健師)を招いて「冬・寒い時期に気をつけること」についてお話を聞いた。
【インフルエンザについて】くしゃみやせきにより空気感染する。はじめの症状は熱・寒気・頭痛をともない、1~2日で悪化する(風邪の場合はのどの乾燥やせきが出るなどの症状)。その後、全身の痛み・筋肉痛・だるさを感じ動けなくなる(風邪の場合は鼻づまりやせき)。さらに高熱(38度~40度)が2~3日続く。高齢者は気管支炎や肺炎などの合併症にかかりやすく、体調を崩す原因になる。▼なぜ冬にはやるのか?乾燥・低温による鼻や喉の防御機能の低下、閉鎖された空間で過ごすことでウイルスが体内に取り込まれやすくなるから。▼予防のためには、予防注射はもちろんのこと。3食きちんとご飯を食べて体力をつける。うがい・手洗い。人ごみを避ける。マスクを着ける。室温(20度~22度)・湿度(50~60%)。1時間毎に5分の換気。▼手洗いは、外から帰ってきたら必ず行い、必ずせっけんを使う(固形せっけんより液体のハンドソープが良い)。手の平・手の甲・爪の間・指の間・指を一本ずつ、手首まで洗う。
▼食事について。免疫力を高めるビタミンCを含む食べ物は、みかん・イチゴ・柿・レモン・ジャガイモ・サツマイモ・ブロッコリー・赤ピーマン・大根の葉・小松菜など。喉や鼻の粘膜を健康に保つビタミンAを含む食べ物は、鶏レバー・にんじん・パセリ・うなぎ・ホウレンソウ・モロヘイヤなど。▼服装は、気温にあわせ、マフラーや保温機能のあるものを着ける。
【血圧について】寒いと(血管が収縮し)高くなりやすくなる。▼お風呂での事故について。寒いところから熱いお風呂に急に入ると、血管が広がって脳の血量が不足し意識を失い溺れる。転倒する。心肺停止や脳血管障害を起こすこともある。夏より冬に起こりやすく、自宅の浴室でよく起こる。シャワーを使う欧米では起こりにくい。▼予防のためには、風呂に入る前に脱衣所・浴室を暖かくしておく。浴室は風呂やシャワーの湯気で暖める。風呂の温度は40度~42度。つかる前に足から順に体の上の方にお湯をかけて体を慣らして徐々にお湯に入る。肩までつからず、みぞおちくらいまでの半身浴が良い。▼朝起きるとき、布団から出るときも(血圧の急な変化を招く)急激な温度差があるので気をつける。布団から出る前に、布団のなかで体を動かし体を温めてから布団から出る。部屋を暖められるなら暖めてから布団から出る。着替えも暖かい部屋でする。]]>