社会戯評 『春日かけ橋』平成23年3月号♪

新「3K」?
かつて若年労働者が
敬遠する厳しい労働条件の職場を
「3K」(きつい、汚い、危険)
と呼んでいた時期があった。
また、国会の論戦の焦点に
3K(景気・経済、献金、基地)
が問題になった時もあった。
ところが、
今また「3K」が新しく登場した。
ある新聞の報じるところによれば、
あの地域政党「減税日本」で意気軒昂の
河村たかし市長お膝元の名古屋市消費生活センターが作成した
「見守りハンドブック」の中に
「高齢者の不安3K」が出てくる。
その「3K」とは、
一つ「孤独」(話し相手、相談相手が少ない)
二つ「健康」(体の衰えを食い止めたい)
三つ「金」(老後の蓄えを少しでも増やしたい)
に関する事である。
高齢になると情にもろくなり、
優しい言葉を信じてしまう。
悪質業者はそこを狙ってくるという。
もともとこのハンドブックは高齢者用としてではなく、
高齢者の周りの方が気にかけ、
声をかけるなど、「見守る」ことが、
被害を防ぐ上で大切であることを訴えている。
ということは血縁、地縁、職縁など
従来型の人間関係が希薄になってきた今、
支え合い、助け合う共生社会の仕組みづくり、
再構築が急務ということにつきはしないか。
(立井大楠)
『春日かけ橋』2011年3月号