<Q&A>
禁煙のススメ
(1)禁煙治療健康保険適応の条件とは?
喫煙によりニコチンが肺→血液→脳と速やかに移行し、
脳内の受容体から快感を生じる物質(ドパミン)が出ます。
この快感を繰り返すうちにニコチン依存症となるわけです。
現在この連鎖から逃れる治療法として、
主にニコチンを皮膚から吸収させるパッチ剤と
脳の受容体に働き、喫煙の満足感を失くすと同時に
ある程度依存症状を和らげる内服治療の2種類が使われています。
1年に1回に限りいずれかの治療が以下の条件を満たせば、
健康保険の適応となります。
①ニコチン依存テストで5点以上
②1日の平均喫煙本数×喫煙年数が200以上
③1ヶ月以内に喫煙を開始できる
④禁煙治療の説明を聞きその場で同意書に署名ができる、
の4点です。
経済面・健康面に加え、
社会的にも禁煙のメリットが大きい今、
思い切って止めてみませんか?
(次回はそれぞれの治療法の特色について述べる予定です。)