10月30日(土)大分西部公民館で
人権教育講演会2010「共に生きるやさしさ」が開かれた。
主催は西部地区人権教育推進協議会。
出演はむかい治英さん(元久留米市人権教育指導員)。
「共に生きるやさしさ」とは
「無関心でいるのではなく、
気づき、一緒に考え、協力し、
同じ気持ちになって行動を起こすことである」
ということを、
ご自分やご家族が実際に体験された話や
オリジナルの曲を通して参加者に語りかけた。
<メモ>
・ある映画のオーディションの話では、「人には主役、脇役という役はなく、あるのはその人の役割がある」ということ
・娘さんが中学の時不登校になるきっかけとなった話では、「親が子のことを心配するよりも、子が親の心配をずっとしている」と気づかされたこと
その娘さんが登校できるようになっていく話では、「学校の先生と学校全体が一緒になって考えて行動を起こしてくれたこと」「それまでそんなに親しくなかった同級生が家まで来てくれて、話を聞いて一緒に泣いてくれたこと」「保健室に行けるようになってから、不登校のきっかけとなった同級生が毎日教室に行こうと迎えに来てくれたこと」
・象さんの歌の話では、ある女の子に、「お父さんのことが好きだから、(お母さんのことしか出てこない)象さんの歌を歌いたくないと言われたこと」
・『招かれなかったお誕生日会』という歌の話では、「大人はわがままだ」ということ
・日航機墜落事故での話では、「差別する心、非科学的なことを言ってしまうのは、特別なことなのかということ」「愛するということは行動を起こすこと」
・娘さんの病気に関する話では、「つい誰でも同じことができると思いこんで、それが相手を傷付けてしまっていないか」ということ。
・マザーテレサの話では、「愛の反対の意味を持つ言葉は、無関心であるということ」