塾長のひとりごと 『春日かけ橋』9月号♪
〈第8回〉 塾ジプシー
十年近く学習塾をしているとたまに、
塾業界で塾ジプシーと呼ばれている
保護者の方や子どもさんに出会うことがあります。
▼文字通り自分や我が子にぴったりくる塾はないかと、
いろんな塾を渡り歩き
永遠にさまよう人たちのことです。
ママ友ランチでの口癖は
「ねえ、どこかいい塾知らない?」だそうです。
▼彼ら(彼女たち)の特徴は、
決して自分のことは変えようとせず、
成績が思うように上がらない原因を外に求めます。
学校や担任の先生の悪口、
塾の指導やシステムへの不満、
悪い友達からの遊びの勧誘、
家が狭い、父親の収入が低いなど、
数え上げればきりがないほど
勉強ができない理由をあげつらいます。
▼でも、自分を変えない限り成績は決して上がりません。
毎日の生活パターンを見直し、
どこがゆるいのか反省して改善しないと、
成績は上がるものではないのです。
低学力は生活習慣病のようなものですから!
▼うちでも入塾の面談で、
前の塾の悪口や学校の悪口ばかり言われる保護者の方は、
申し訳ないですがお断りさせていただいています。
何度塾を変えようと、
また同じことの繰り返しになることは目に見えています。
▼今まで何度も書きましたが、
塾に頼らなくても成績を上げることは可能です。
どんなに教育環境が悪い離島でも、
東大に合格したり、
医学部に進学したりする子どもさんはいます。
原因は外ではありません。
自分の内部にあります。
学習塾エミール 塾長 勝田(☎538―6866)