石仏といえば、
臼杵石仏をよく思い浮かべる方が多いですが、
大分市内にも由緒ある石仏は多く存在します。
観光化されていないだけむしろ
石仏の本当の姿を見ることが出来るともいえます。
この高瀬石仏の深沙大将像は
その姿と謂れに引き込まれてしまう石仏の一つです。
石仏入門にも、石仏マニアにも見ていただきたい石仏です。
なお、高瀬石仏は国指定史跡であり、
厳重に管理されていますので、ご協力のほどよろしくお願い致します。
この埋め込み動画はyoutubeのものですが、
大分県の動画情報発信サイト「めじろん放送局」でも公開されています。
こちらのサイトもよろしくお願いします!
国指定史跡 高瀬石仏 (大分市)www.youtube.com
大分川支流七瀬川右岸の字加羅(から)に位置する高瀬石仏は、数少ない石窟式の磨崖仏です。胎蔵界大日如来像、如意輪観音像、馬頭観音像、大威徳明王像、深沙大将像が彫り出されています。とくに深沙大将像は中国の三蔵法師が仏典を求めてインドを往復したとき、砂漠に現れて守護した鬼神といわれ、異様な姿に表現されているので、目を惹かれます。高瀬石仏は平安時代後期、12世紀後半の制作と推定されており、県下の磨崖仏のを代表する作品として貴重なものです。 投稿者:かけ橋 ナレーション:吉野