多事戯論 『西の台かけ橋』平成22年9月号♪
「下り坂」が多い?
ある日、数人の高齢者が集まった席で、
「西の台校区は坂道が多い」という
前々号の記事が話題になった。
70才代のご婦人が
「そうよ、ここは下り坂が多くて、歩くのに難渋する」
と言ったところ、他の一人が
「坂は上り、下り同じ数ではないか」
という茶化しの言葉に、一瞬沈黙の間があり、
そして一同大笑いになったと聞く。
確かに、この地区は坂道が多い。
児童・生徒もよく自転車を利用しているようだ。
道交法では自転車も「軽車両」であるから、
車道の左側通行となっている。
安全上、例外的に歩道を通行する場合でも、
「歩行者優先」であり、
車道寄りをすぐに停車できる速度で徐行しなければならない。
そして、歩行者と同じく双方向通行も可能となっている。
歩道は歩行者の安全優先上、
自転車が歩道を通行する場合、
車の左側通行に合わせ、
双方向通行を止め一方通行にしてはどうか、
道交法にその規制はないが、
児童・生徒が坂道を猛スピードで下るときの危険性、
高齢者を巻き込む事故も後を絶たない。
とすれば、
その地域のルールとして、地域の約束事として、
学校や地域社会の中で話あってみるのも一案では?
(隈田 伸)
2010年『西の台かけ橋』9月号