多事戯論 『西の台かけ橋』平成22年7月号♪
地域の「勢い」
釘宮市長が政令市や中核市の市長さんに呼びかけ、
「ふるさと団地の元気創造推進協議会」
という会がこのほど設立されたそうだ。
釘宮市長は3月市議会の中で
「高度成長期を中心に開発された大規模住宅団地では、
急速な少子高齢化の進行(により)…
地域活動や個々の生活(買い物等の利便性の低下)に
支障を来たすことが危惧されています」
との問題意識を持ち、
「課題解決に向けた取り組みを推進したい」
と意欲を示されていた。
たしかに、かつて新産都の背後地に大型団地が開発、
生活環境の整備もよく「新興団地」として地域に勢いがあり、
他の地区の羨望の的であった。
ところが、開発から40年以上が経ち、
住民の高齢化と共に生活課題が山積してきたといわれている。
いまや地域の勢いは「西の台校区」にあり、
と専らの評判である。
児童の学力やスポーツ、
父親の行事参加など地域活動も活発である。
しかし、これから20年、30年経ち
住民が高齢化した時、
果たしてこのままの勢いが保てるか一抹の不安が過ぎる。
起伏の多い地形を考慮した
「地域協働のまちづくり」に
今から智恵を出しておくことも大事ではなかろうか?
(隈田 伸)2010年『西の台かけ橋』7月号