塾長のひとりごと(春日かけ橋6月号掲載)
〈第4回〉 親は誰でも我が子が一番
親は誰でも我が子が一番可愛い
というのは当たり前のことで、
授業参観でも運動会でも
我が子しか見ていないという人も多いのではないでしょうか。
他人の子も自分の子と同じように
愛し接しようなどとはなかなかできないものです。
しかし、我が子が自分たち両親にだけしか
愛されない可愛げのない子に成長していいかといえば、
決してそんなことはないはずです。
性格が温厚で優しく礼儀正しく無邪気な子どもは、
放っておいても周りが可愛がってくれます。
あってはならないことですが、
病気や事故などで万が一親が早く亡くなることがあっても、
そういう子どもは
周りから手助けや応援が受けやすいだろうと思います。
逆に自分さえ良ければよいとか、
他人を利用価値がある無しで判断するといった
自己中心的だったり、冷淡で意地が悪い子どもは、
親が手助けできない状況では
周りから受け入れられずに孤立しやすいのです。
だから親は本当に子どもの幸せを望むなら、
事の善悪や礼儀、友達づきあいのマナー、
約束の大切さなどを徹底して教えるべきです。
それは子ども自身を守り、一生の財産になります。
友達や仕事に恵まれ、
それに付随して経済的にも有利になるはずです。
皆から煙たがられ嫌われるような子どもと、
周りが応援したくなる子どもとでは、
生涯を通してみれば、
その満足度には大きな差があることでしょう。
学習塾エミール 塾長 勝田(☎538―6866)